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こどものためのコンクール2017

   

2017年があっという間にすぎて、既にもう1月も終わろうとしているのですが、2017年12月に刈谷にて開催されたこどものためのコンクールについて書こうと思います。

今年は、当教室から4人も参加することができました。みんな本当に頑張り屋さんばかりで感心するばかりです。そして、結果は全員銅賞をとることができ、生徒さん、ご家族共々素晴らしい体験をさせてもらいました。まさか、全員が賞を頂けるとは予想していなかったので、本当にびっくりしたのですが、それと同時に、子供の力を信じてあげることの大切さを実感しました。

特にKちゃんは参加を決めたのはほんの2か月前で、2週間前からの追い上げがものすごいものでした。Kちゃんはピアノのほうでもよくコンクールに参加していることもあり、コンクール慣れしているのですが、それにしてもよくやったと思います。ヴァイオリンを始めて3年に満たないのですが、小学4年生の部なので、曲の難易度が上がってきます。ここまで追いつけるかどうかなあという思いもありましたが、できない、と決めつけたらそこでチャンスはなくなってしまいます。やろうとしていることに対して、「できるわけない」と言わないことにしています。ただし一度だけ思い切り「だめ」と言ったことがあります。大人の生徒さんで、既に日本の音大を卒業したという方がいました。スケールの練習も嫌い、エチュードもやりたくない、自分の好きな曲だけ弾いてプロフェッショナルになりたいと言われたときには、はっきり「無理」と伝えました。そういうケースは別として、できるだけ頑張ることには協力してあげようと思っています。普段、ピアノのコンクールでは緊張することもあると言っていたKちゃん、ヴァイオリンではあまり緊張しなかったそうで、なかなか堂々たるものでした。

そして昨年に続いてのK子ちゃん。まだまだ弓の持ち方に課題が残っていますが、大分表現をつけられるようになってきました。音色も綺麗です。毎日毎日涙をながしながら格闘をされたとのことで、毎回レッスンするたびに少しずつ上手になってきました。お家でのお稽古中に一度だけストライキを起こしたようです。しかし、その時は幼いながら、練習しなければ上達はしないということを身をもってわかった様子で、その後は辛くなってもがんばっています。保育園で、お片づけできない子のために「頑張るカード」なるものをつくって、お片づけができたらシールをもらえるという仕組みらしいのですが、K子ちゃんは一切作らなかったそう。お母様がなぜ作らないの、と聞くと、「そんなのなくても頑張れる」とあっさりしたもの。ヴァイオリンでこれだけのレッスンに耐えていけるとは、普段の生活でも本当に役にたつのだなあ、と何か嬉しく感じました。また来年は金賞狙うんだ、と新たに取り組んでいます。本当に素晴らしいです。

そして、お次はH君。将来はお医者様になる、と勉強、スポーツ、ヴァイオリンにがんばっている生徒さんです。5歳のころからさっさと毎日のお稽古を自分からするそうで、いつも感心しています。Kちゃんと同じ学年になるので、こちらも難易度が高くなってきます。音程を正しくとること、音符の長さを正しくとることは誰でも訓練次第でできてきますが、どういうふうに歌うのか、音楽を表現することが必要になってきます。強弱をつけたり、少しためてみたり、深い音をだしたり、微かな音を出したり。それが音楽です。H君はコンクールの特訓もあって上手に表現できるようになってきました。段々弓の使い方が板についてきたように思います。次回の発表会ではうんと成長した姿を見せられると思います。

 

 


そして、今回初挑戦のHちゃんですが、負けん気が人一倍強く、毎回面白いエピソードをお母様から伺うことができて、楽しみにしています。

保育園では、椅子取りゲームでは誰にも負けたことがないそうで、ますますヴァイオリン向きです。レッスン中、ああしなければ、こうしなければと指摘することがたくさんありますが、ちょっとそれが嫌になってしまう時があります。そういう時は後ろ向きのままひいてみたり、ひとりで変顔をしてふざけてみたり、とユニークな行動をたくさんしますが、観察力が並外れています。言われたままにすることもある程度は必要ですが、最後は先生のやっていることをしっかり見て自分で取り込んでいくしかありません。いくら厳しく言われても、自分で考えながらやろうとしない限り、なかなか上達はありません。反抗をちょっとしつつ、でもこっそり観察しているその姿がとても面白いものです。今回の体験で、持ち前の負けん気に火がついたようで、「金賞金賞」と言いながらレッスンに励んでいます。

 

2018年のレッスンが始まり、既にもう来年を目指してお稽古に励んでいます。きっと来年も成長した姿をみせてくれるでしょう!

 

 

 -ヴァイオリンのレッスン


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  • 愛知県出身。東京外国語大学ロシヤ語学科卒業。卒業後商社勤務を経たのちに音楽家に転身したという異例の経歴を持つ。
    2歳半よりヴァイオリンを始めるが15歳で中断。音楽とは一切関係のない生活を送っていたが、退職を決意し、2007年に渡仏。エコールノルマル音楽院(パリ)に入学し、ヴァイオリンをソランジュ・デッサンヌ氏、室内楽を故マリ=ピエール・ソマ氏に学ぶ。
    2011年11月に帰国。2012年2月より東京・大阪を中心に室内楽の演奏活動を積極的に行うと同時に、愛知県にて後進の指導にもあたっている。