もう去年となってしまいましたが、恒例のコンクール、今回も6名挑戦いたしました。

今回も意外な結果に終わったのですが、それぞれの成長の過程がうかがえる貴重な体験となったと思います。

常連のK子ちゃん、Hちゃんに続き、Y君、妹のSちゃん、初挑戦のSちゃん、美季先生の生徒のAちゃん。

5人が銅賞、1人が奨励賞でした。

まさかSちゃん銅賞を頂けるとは、と去年に引き続き、ご両親もびっくりでした。

Hちゃんは銀賞頂けるかな、、と期待をしていたのですが、

いつもの癖で、緊張して動きが大きくなりすぎに、、、、

審査員の先生には、「ユニークで、嫌いじゃないです。その個性を大事に」

とのコメントも頂き、ちょっと嬉しいような複雑な気持ちに。

そしてY君もフォームにかなりの問題がある割に、とても良い出来でした。

みな音楽性についてはなかなかの高評価をいただきますが、

全体的に楽器の持ち方、弓の持ち方に課題が残っていることがよくわかりました。

自分はこんな風に弾きたいという思いは人一倍強い生徒さんばかりで、

なかなか演奏は面白いのですが、基本中の基本、左手の指がどうしても

親指や手首で閉めてしまうことで音程が不安定になること、右手の弓も

指先でもっているような感じになるためにしっかり弓がのってこない、という

「ヴァイオリンあるある」な問題点をかかえています。

しかし、本当にヴァイオリンって持つのが大変だなああ、と実感させられます。

自分も中年の域に差し掛かってからレッスン再開したとき、本当に苦しみました。

いくらレッスンに曲を用意していっても、全然弾かせてもらえません。

1小節ですぐにダメ出し。そりゃあそうです、きちんと持てていないのだから。

悔し涙でSNCF(フランスの国鉄)に乗る日々でした。

デッサンヌ先生も根気よくいつまでたってもよくならない私のフォームを直すのに

付き合ってくださいました。改めて先生に感謝する毎日です。

たぶん、私のような苦しみを経験した先生というのは案外少ないのではないでしょうか。

あなたたちの苦しみはよーくわかっているのよ、と心でいつもつぶやきながら

今年はなんとか解決策を見つけたいと思っているのですよ。

コンクールで良い賞をとることはうれしいことです。

思うように評価してもらえなかったとしても、それはその時点でのこと。

その先にむかっていく通過点でしかありません。

アドヴァイス頂いたこと、よくよく考えて練習あるのみです。

泣いたり笑ったりしながら成長している生徒さんたち、大好きです。

次回の2024年のコンクール目指して、がんばろう!