今年もこの時期がやってきました!

毎年9月15日に課題曲が発表になり、11月の20日ごろからそろそろ申し込みが始まります。

今年も5人参加する予定なのですが、ちょっといつもと違う様相をみせています。

Y君の妹ちゃん、Sちゃんは4歳から初めてもう1年過ぎようとしています。コンクールにはちょっとまだ早いなあと思いますが、今回のコンクールにどうしても出たい、というものすごい熱意をもって訴えかけてきます。やりたい、ということに対して、ダメというのは気が進まないのですが、今回ばかりはちょっとなあという気がしています。

コンクールに出るには、最低でも楽器を用意することから全部ひとりでできる必要があります。今のSちゃんのレッスンの様子をみていると、肩当をつけるのがみていてハラハラドキドキ。自分の楽器に何かあるのはしょうがないとしても、他の出場者の楽器に損傷を与えるようなことがあっては大変だ、とまだ決心がつかずにいる状態。でもレッスンは出場前提でやっています。

今まではレッスン中ごそごそとよそ事ばかりしていて、集中もできない、すぐに座り込んでしまう状態だったのが、コンクールに出ると決意してからは30分間しっかり立ったままでレッスンしています。その変化をみると、よほど出たいのだというのが良くわかります。レッスンの時間がちょっと遅いので、涙をながしながら眠気と戦い、白目になり後ろに倒れそうになりながらヴァイオリンを持つ必死な姿を見ると、可哀想にも思えるのですが、こんなに態度が変わるのであれば先生としても一生懸命応えてあげたい。当たって砕けろ!!!そんな気持ちでレッスンをしています。果たしてちゃんと参加できるまでになるのか、、、心配は尽きないのですが、先生としてはものすごく応援しています。

他の4人は相変わらずのマイペース。前回玉砕してしまったKちゃんもリベンジに燃え、Aちゃんは前回をスキップしたのでぜひぜひ出よう、とおだてながらレッスン中です。それぞれ、自分との闘いを繰り広げています。