昨日から開催されていた毎年恒例のヴァイオリンコンクールが終了しました。

2日間色んな生徒さんの演奏を聴かせて頂いて、色々な発見がありました。

ピアノ伴奏の先生が同じ先生でも、弾く人が違えばこれまた違うものなる。

今回は伴奏も聴き比べてみて、そういう風にするといいな、とか

こういう弾き方も面白いなあと参考になりました。

生徒たちの結果といえば、予想外の結果に。

結構銀賞いけるかも、と思っていた生徒さんたちが玉砕。

そもそもコンクールに出ていいレベルなのか、と

親御さんと一緒に心配していたSちゃんと

お兄ちゃんのY君がなんと銅賞。2名受賞となりました。

いやいや、何が起こるかがわからないのがコンクールです。

肩当が一人でつけられるようにならないと、出場できないよ!

と言っていたSちゃんは1週間前になって

恐ろしいほどの追い上げをして、だれもがびっくりの銅賞。

堂々とした演奏でした。

2人とも奇跡を起こしてくれてありがとう。

子供にできるはずがない、と決めつけてはいけないと今回も

思い知らされました。

玉砕して悔し涙で帰っていったKちゃん、Hちゃん。

二人とも、かなり緊張してしまったようで

速く弾いてしまい、自分を見失ってしまいました。

いつもと全然違う演奏に。

緊張は、やはりどれだけ自分で納得できるまで練習できたか、

によって、違ってきます。

適度な緊張は必要ですが、体のコントロールが効かなくなってしまうほど

緊張してしまと、今回のように走りすぎてしまいます。

そしてもう1人、2年ぶりのAちゃん。

なんといっても練習量がちょっと足りませんでした。

出場することにちょっと乗り気ではなかったからかな、、、、

そうした気持ちが演奏にはしっかり出るものです。

しかし、コンクールの結果はその時の、通過点でしかありません。

きっと3人ともがんばって来年リベンジを果たすはずと思います。

今度は1月の発表会で悔しさをはらそうね。

ちょっと気になったのは、高学年の部の人数が減ってしまったことでしょうか。

もしかしたらたまたまかもしれませんが、お受験やほかの習い事のせいでしょうか。

少しでも長く続けてほしいなあと思います。

継続することが、どれだけ宝になることか。

お勉強、もちろん当たり前に大事ですが、今の日本の教育にかけているもの。

リベラルアーツです。

もっともっと芸術を身近にしていきたいと思います。