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親子で楽しむ音楽会2021

   

2020年はコロナのお陰で、3月に予定していた発表会は中止になり、4月に予定していたコンサートも1年延期、12月のコンクールも中止、散々でした。生徒たちもモチベーションが下がっており、なんとなく緩んでいる感じ。こういう時こそ、びしっと基礎練習をしていかねば、と思いつつ、自分自身も流されていました。そんな時、昨年末に不動院幼稚園さんから毎年恒例の「親子で楽しむ音楽会」にお声をかけて頂きました。やったーー、とばかり、二つ返事で参加させて頂くことにしました。舞台にたてるなんて、夢のよう。

前回参加させていただいたのが、まさにアメリカ大統領選が終了した直後で、某大統領のおかげで分断が始まるという危機感でいっぱいのタイミングでした。そして、今回もその某大統領が交代することになったタイミングでのお話でした。案の定、平和なうちに交代するはずもなく、アメリカ議事堂襲撃にまで発展した直後。人の行動とは、なんと簡単に暴力へとつながるものかと悲しい気持ちになる毎日でした。

幼稚園の生徒さんや父兄の皆さんに伝えたかったことは、思い遣りと感謝、一緒に協力して危機を乗り越えていくことの大事さです。

奇しくも、まったく前回と同じ内容のMCとなったのですが、ヴァイオリンは楽器本体と弓二つあって初めて音を奏でることができます。右手と左手が協力して、さらにはピアノや他の楽器と一緒に音を奏でる。そして音楽が生まれるのです。人間もたった一人では絶対に生きていけません。いつも誰かが支えてくれているはず。特に今のコロナ禍を乗り切るためにはお互い協力したり、思い遣りを持つことがとても必要なことだと思います。逼迫した環境で必死に治療をしてくれている医療関係者の皆さんへの感謝、いつも健康を気遣ってくれるご家族や友達、癒してくれるペットたちへの感謝。それだけでなく、もっと他にも気が付いていないけれど社会が回るのに色々な職業の人たちが日々やってくれていることがあります。コロナ禍のお陰?で気が付かされることがありました。

 

演奏終了後に、幼稚園の方から「生の楽器の音が聞いたのが1年ぶり。久しぶりのことで本当に嬉しくて涙がでました。」とのコメントを頂きました。こうした厳しい状況の中で演奏会を実現させることは本当に大変なことだと思います。幼稚園の先生方の一生懸命な姿に感動しました。

演奏できることの喜びとともに、幼稚園の生徒さんたち、先生方からパワーを頂きました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 -演奏活動


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  • 愛知県出身。東京外国語大学ロシヤ語学科卒業。卒業後商社勤務を経たのちに音楽家に転身したという異例の経歴を持つ。
    2歳半よりヴァイオリンを始めるが15歳で中断。音楽とは一切関係のない生活を送っていたが、退職を決意し、2007年に渡仏。エコールノルマル音楽院(パリ)に入学し、ヴァイオリンをソランジュ・デッサンヌ氏、室内楽を故マリ=ピエール・ソマ氏に学ぶ。
    2011年11月に帰国。2012年2月より東京・大阪を中心に室内楽の演奏活動を積極的に行うと同時に、愛知県にて後進の指導にもあたっている。