5月の初旬、私が長年勤務していた某商社の部門のOB・OG会から演奏のご依頼を受け、演奏させていただきました。

会場にはピアノがないため、姉とのヴァイオリンデュオの編成。ヴァイオリンは、メロディーを奏でることが多い楽器のため、伴奏の楽器がないのは意外と大変ですが、姉の素晴らしいアレンジによって、素敵なデュオとなりました。

クラシックの曲から映画音楽、そして日本の歌など、幅広い選曲をしてみました。とても意外だったのが、演奏してみてとてもしっくりきたというか、すごく弾きやすく感じたのが、美空ひばりさんの「川の流れのように」でした。歌をメロディーだけにすると、本来の魅力が半減するのでは、と心配していたのですが、弾いていてとても気持ちが良いのです。不思議なものです。お客様から特に好評だったのが、映画音楽の「ムーンリヴァー」と「追憶」でした。お客様の青春時代にちょうど人気のあった映画「ティファニーで朝食を」、またバーブラ・ストライザンドとロバート・レッドフォード主演の「追憶」の中で使われていました。私も幼少ながら、鮮明に記憶に残っています。「若い頃の思い出に浸りました」とのお言葉もいただき、大変感激でした。

姉は現在ハワイ在住で、ヴァイオリン演奏と指導をしています。来年3月にはハワイで私の教室と合同で発表会を予定しており、そのさいにまたデュオなどできれば、と楽しみにしています。

大阪にて IMGP0005 IMGP0011