今年こそはしっかり書こうと思いつつ、またしても投稿が遅れてしまいましたが、昨年12月25日にクリスマスコンサートを行いました。お忙しい中、たくさんのお客様にご来場いただきまして、本当に感謝、感謝。そしてとても楽しく演奏させていただきました。立ち見のお客様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

今回は、生徒さんにソロに入っていただいたこともあり、入場料は頂かないことにし、受付も省略。フランス人並みのいい加減さ。いいのです。気楽に楽しんでいただくことが目的ですから。

12月23日、24日はこどものためのヴァイオリンコンクールがあったため、全員揃ってのリハーサルは当日のみ。なんとまあ無謀ですが、これが私流。そんなにしゃちほこばることはない、と思います。とにかく、楽しむ。音楽はそもそも音を楽しむものなんだから。

 

コンサート当日。リハーサル終了後、なぜか姉が開始時刻を30分間違えて先にマイクでしゃべり始めていた模様。会場に入ってびっくり。え、もう始めちゃっている。あらら、と、今度はピアノの安田先生がお昼の駐車場でトラブルがあり、まだ来られていない!内心プチパニック。でも開き直るのも早いのが救い。姉からマイクを取り上げMCをいれる。今日はどうやら姉とのマイクとりの戦いが。。。

最初の曲は武満徹のワルツ。初めて聞いたときに、心をわしづかみにされたワルツで、一度弦楽でやってみたかったもの。今回はピアノ伴奏をアレンジしてヴァイオリンデュオに仕上げてみました。おどろおどろしさがたまらない曲です。クリスマスにふさわしいかといわれれば、それは天邪鬼のクリスマス。ありです。あとは、バルトークの44のデュオから4曲。アラビアンダンスは最初のうちなかなかあわず、苦労しましたが、ツボにはまります。またいつか弾いてみたい曲になりました。

ハワイから参加してくれたソロのカウアイ君はとてもヴァイオリンを愛する中学3年生です。勉強の合間に本当に良く練習しています。ハワイの名門プナホウスクール(オバマ大統領の出身校)ではオーケストラに参加してがんばっているそうです。今回はストラビンスキーのイタリア組曲からイントロダクションとフィナーレ、ヴィヴァルディの四季から冬の2楽章を弾いてくれました。そして、合奏ではわが生徒達。皆本当に本番に強く、しっかりしています。最年少の3歳R君。ソロのカウアイ君の動きをしっかりみてよく弾ききりました。お母様によれば、毎日Youtubeでメロディーを確認しつつ、すごいイメージトレーニング+特訓をしていたそうです。素晴らしい!まだヴァイオリンを始めて2ヶ月の生徒さんも参加していただきました。なんでも不可能はないのです!皆の素晴らしい才能のおかげで、いい加減な先生の指導にもかかわらず、まとまることができました。参加してくれた生徒さんにも感謝感謝。今回参加できなかった生徒さんも次回参加してもらおうと思います。

少しずつですが、弦楽合奏の楽しさを聴いていただくお客様にも、弾く側の生徒達にも、感じてもらい、ゆくゆくはオーケストラなどできれば、と思っています。