今年も春休みに発表会を行う予定ですが、暖冬のせいなのか(?)いつもと気合いの入り方が若干違う気がします。

大人の生徒さんたちは、この1年でとても上手になられました。その成長ぶりをとくとみせていただきたかったのですが、

お仕事などの都合で出演できない方が多くなってしまいました。大人代表ということでIさんに頑張ってもらおうと思っています。

そして、コンクールに出場した生徒さんたちは、泣きながら頑張ったおかげで、ずいぶんと上手になりました。

コンクールに出ていない生徒さんたちも、自分なりの努力をしてきました。

お互いの演奏を聴いて切磋琢磨できるということは本当に素晴らしいことだと思います。

私たちは、なんでもお手軽にすぐ手に入る時代に生きていかなければなりません。便利である一方、本当にそれでいいのか、と思う瞬間がよくあります。

スマホで地図をみたり、時刻表を調べたりなどのようなことはともかく、すぐできる、すぐ反応がある、自分の望むものがすぐ手中にできることが幸せなのでしょうか。

苦労して努力して身につけるという経験をするのとしないのとでは、後々人生で大きな違いが出てくると思います。

習い事というのは、みんながやるからやるのではなく、人生をよりよく生きるための方法を学ぶことだと思います。

理不尽なことや、問題にぶつかったとき、どうしたら解決できるのかを自分で考えて工夫して乗り切る根性。

それこそが弦楽器を学ぶ中で培われていくものです。

そして、芸術を体験することは、自分の人間性を確認するものでもあると思うのです。

大学生になるY君もアンサンブルに参加してくれる予定で、合奏も楽しみです。

3月24日日曜日の午後、桜を愛でながらぜひ聴きにいらしてくださいませ。