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コンクール2017

   

今年もとうとうコンクールの季節になりました。今年は参加人数も増え、緊張感がますます高まってきました。

最近コンクールに向けて少々厳しめのお稽古が続いているK子ちゃんは、ほぼ毎日お家で涙涙の連続らしく、入ってくる時もしょんぼり感が漂っています。そんななか、ひとり能天気に楽しそうに満面の笑顔で「お願いします!」と一緒に入ってくるのがK子ちゃんの妹のKこちゃん。(イニシャルでは一緒になってしまうので、Kこちゃんにしておきましょう)まだKこちゃんはレッスンを始めていないのですが、どうしてもお姉ちゃんと同じようにヴァイオリンをやりたい様子。16分の1のサイズのヴァイオリンはすでにもう自分のものだ、ということで「私のヴァイオリン!」とやる気満々です。ヴァイオリンを持つ練習の前に、レッスン室に入る挨拶と帰りの挨拶はもう完璧です。2人とも洋服もお揃いで、あまりにも微笑ましかったので写真を撮らせてもらいました。

去年の曲とは格段に難しくなっているのですが、どうしてどうして、頑張っています。まだヴァイオリンを始めて2年目なのによくぞここまで弾けるようになりました。毎日のお稽古の賜物です。曲の難易度が上がった分、ますます毎日の練習は厳しくなっていきます。これでいいや、ということには絶対になりません。樫本大進さんも、昔レッスン中に涙が出てしまい、レッスン室の外で泣いていたら、先生から「泣く暇があったら練習すればいい」と言われたという話をされていたそうです。そうかあ、、あんなに素晴らしいヴァイオリンニストでも、、、ちょっとホッとしてしまいました。こうして流す涙は、できない自分への悔し涙で、頭にきたり、ただ悲しいのとは全く違うものです。誰でも通らなければならない涙。去年の目標は曲を弾ききることでしたが、1年経つと少し欲が出てしまいます。しかし、賞が頂ければそれはそれで嬉しいことですが、まずは目標にむかって頑張ることを身につけるのが一番大事。諦めないこと、努力することが自然にできるようになれば、音楽だけではなく、一生の宝です。努力の結果はあとからついてくるもの。K子ちゃんはレッスンの後、少し元気になって帰っていきました。

 -ヴァイオリンのレッスン


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  • 愛知県出身。東京外国語大学ロシヤ語学科卒業。卒業後商社勤務を経たのちに音楽家に転身したという異例の経歴を持つ。
    2歳半よりヴァイオリンを始めるが15歳で中断。音楽とは一切関係のない生活を送っていたが、退職を決意し、2007年に渡仏。エコールノルマル音楽院(パリ)に入学し、ヴァイオリンをソランジュ・デッサンヌ氏、室内楽を故マリ=ピエール・ソマ氏に学ぶ。
    2011年11月に帰国。2012年2月より東京・大阪を中心に室内楽の演奏活動を積極的に行うと同時に、愛知県にて後進の指導にもあたっている。