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毎日のお稽古

   

発表会がおわり、もうすぐ1ヶ月が過ぎようとしています。本当に時間が経つのはあっという間。

将来ヴァイオリンの先生になりたいという夢を持っているK子ちゃんは今週も元気にレッスンにやってきました。次の目標は、12月に行われる刈谷のコンクールです。前回はヴァイオリンを持って音を出せるようになったかな、という頃に出てしまえ、と決めたものでした。(多分の他の先生方でしたら絶対に許さないだろうと思いますが、、)そんなわけでドサクサ紛れに猛練習を課されることになったK子ちゃんでしたが、慣れてしまえば子供というのは不思議なものでお稽古するのが当たり前になってしまったようです。自分が幼稚園だったころもそうでしたが、毎日泣きながら練習したものでした。当時使っていたヴァイオリンをみると涙のあとがたくさん染みになって残っています。私の場合はヴァイオリンが嫌いだったのではなく、人に強制されるのが大嫌いだったのですが、なんとか練習させようという母親との戦いに明け暮れておりました。

そんなK子ちゃん、ある時しりとりをしていたときに「ぶ」で終わった言葉に続けて「部分練習」と答えたそうで、「ほおおおーっ」とお母様も驚かれたとの話を伺いました。小さいお子さんは同じことを単調に繰り返すのが苦手ですので、部分練習は本当につまらないし、何の為にやっているのかもあまり理解出来ていないことが多いと思います。幼稚園や小学生の低学年ぐらいですと、きちんとできているかを大人の目で一緒にみていかないと上達は難しいと思います。本人に任せる、というのはレッスンで指摘されることがきちんと理解できるようになってからだと思います。自分が中年になってから留学したときもそうでしたが、一度のレッスンで指摘されたことを全てこなしていくというのは本当に大変でした。ましてや言葉が確立していない幼児の場合はなおさらです。

そんなヴァイオリンのレッスンに一生懸命通ってこられる生徒達とお母様(たまにお父様の場合もありますが)達に今日も心の中で拍手をしながら「また来週ね」と送り出します。

 

 -ヴァイオリンのレッスン


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  • 愛知県出身。東京外国語大学ロシヤ語学科卒業。卒業後商社勤務を経たのちに音楽家に転身したという異例の経歴を持つ。
    2歳半よりヴァイオリンを始めるが15歳で中断。音楽とは一切関係のない生活を送っていたが、退職を決意し、2007年に渡仏。エコールノルマル音楽院(パリ)に入学し、ヴァイオリンをソランジュ・デッサンヌ氏、室内楽を故マリ=ピエール・ソマ氏に学ぶ。
    2011年11月に帰国。2012年2月より東京・大阪を中心に室内楽の演奏活動を積極的に行うと同時に、愛知県にて後進の指導にもあたっている。