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レッスンの楽しみ

   

春は、眠っていたものがいっせいに目を覚まし、新しい命が芽生えてくる季節であり、日本では卒業や入学、入社など、人生の大きな変化が起こったりする時期でもあります。何か新しいことを始める方も多いのではないでしょうか。

最近、新しくヴァイオリンを学びたいという生徒さんが入ってこられました。まだ小学生低学年ですが、1時間ものレッスンを休みなしで続けるタフな生徒さんで、驚かされるばかりです。1週間に一度のレッスンですが、おうちできちんと練習されている生徒さんの上達振りは素晴らしいものがあります。

また、最近移ってこられた生徒さんは、左手でヴァイオリンを持つ持ち方に癖があり、和音を弾くと他の弦にあたってしまい綺麗に音がでないという悩みを抱えていました。ヴァイオリンを持つ時、左手首をまっすぐにすることがとても大事です。手首が曲がってしまったりかちかちにしてしまうと、指が思うように動かなくなってしまうからです。他の楽器でも同じだと思いますが、力を抜くということがとても大事なのです。といっても、「力を抜く」というのは実はなかなかできないことなのです。特に大人になればなるほどがちがちになります。練習をすると段々と力の入れ具合や指のバランスのとり方など、知らず知らずのうちに出来てきます。ある日、ふっと形になっていたりします。しかし、間違った形のまま練習を続けてしまうと、変なクセとなってしまうことがあります。レッスンのときに先生に指摘されたことは必ず家で「鏡をみながら」練習することが必要です。頭で理解できても、実際に腕や手首がどう動いているのかわからないものです。手首で悩んでおられた生徒さんも、つい最近のレッスンで、すっとまっすぐになりました。音の変化は目覚しく、とても綺麗になりました。

生徒さんたちが上達して喜ぶ姿を見るのは、本当に嬉しいですし、レッスンがとても楽しい瞬間です。

 

 

 

 -ヴァイオリンのレッスン


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  • 愛知県出身。東京外国語大学ロシヤ語学科卒業。卒業後商社勤務を経たのちに音楽家に転身したという異例の経歴を持つ。
    2歳半よりヴァイオリンを始めるが15歳で中断。音楽とは一切関係のない生活を送っていたが、退職を決意し、2007年に渡仏。エコールノルマル音楽院(パリ)に入学し、ヴァイオリンをソランジュ・デッサンヌ氏、室内楽を故マリ=ピエール・ソマ氏に学ぶ。
    2011年11月に帰国。2012年2月より東京・大阪を中心に室内楽の演奏活動を積極的に行うと同時に、愛知県にて後進の指導にもあたっている。